なんとなく、周囲に流されて60号(1303mm×970mm)の絵の2作目に挑戦。
小さめの絵を複数描きたかったので、同時進行させようと、A3サイズ(と言っても周りのイラストレーターの方々のよりはかなり大きい)を一枚、同じ構図で描いてみる。
なんて巨大なんだ。
この状態になるまで、約1週間。
A3サイズのでは感じなかったのに、60号だと、むちゃくちゃ歪みを感じるので、単純に拡大するだけじゃダメなんだなあと初めて気づく。
根本から描き直ししたいと思うが、別のパネルも用意していないのであきらめて進める。描いちゃ消し、描いちゃ消し。
紙さん、酷使してごめんね。耐えておくれ。
しかし、絵の上に這いつくばって描くのって初めての経験だ。
他の方たちってどうやってんだろうねぇ。
着色を始めるが、、、
色が気持ち悪くて耐えられん。
破り捨てたい。
止めても良い??
A3は、色に耐えられずに放棄した。
だけど、60号っていうテーブルみたいな大きさの絵だと、やすやすと描き直しを選べない。
その事実が重く心にのしかかる。
途中、気持ち悪くても、塗進めるうちになんとか見られるものになったことがあるような「かすかな記憶」だけを頼りに、泣く泣く描き進める。
ここまででさらに1週間。
ちょっとはマシになったかなあ。
でも、まだ気持ち悪いよぉおぉ〜。
そのうえ、構図そのものの矛盾に気が付きはじめる。
(T-T)
(ここで、途中経過を見せろと、、、データを送れと、某氏から催促・・・
いやじゃ〜、仕上がる前に、途中経過なんぞ見せとうない)
まだまだ手を加えたかったのだけど、あえなく時間切れ。
仕方がないので、最終工程に入り、
なんとかそれなりに仕上がる。
んが・・・
2−3か月して、無事絵が手元に戻ってきたら、画像アップ作業を検討してみようと思う。
(思うだけかもしれない)
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2015年3月追記
おかげさまで、この絵、第73回創元展で奨励賞、越中アートフェスタ2014で佳作をいただいた。
佳作っちゅうか、すっごい寡作なので、一作品で二度おいしい、、というか、効率よく賞を戴いて有難い。
描きたいものが大量にあるので、もっともっと描かないと。
《今回の反省点》
・小さ目のA3と同時進行はダメらしい。
大きい絵は大きい絵でちゃんと構図を練らなきゃ。
・考えるのを放棄して先にペン入れするなよ。
あと始末が、どえらい苦労するよ。
(削っての修正とか、直せない水平線のズレとか。)
・谷底を、黒くしてはあかん。
黒は、意に反して、浮き出てしまう。
遠いところなので、薄く、青灰色位?
《今回わかったこと》
・縦1m超の絵は、絵の上で腹這いになって描く
・着色の最初は、どうやら気持ち悪いらしい
・細かい造作にはまりすぎると、全体がおろそかになるよ。
posted by AnneSANJAGANA at 23:59|
2014年のお知らせ