2015年05月10日

絵の前で身、細る

先のブログ記事で描いていた80号の絵ですが、なんとか仕上げ、74回創元展に出品させていただき、柏賞(奨励賞)を戴いたのです。

内心、「ふふん♪」と思っておりましたが、画像データをいただき、凍り付いてしまいました。

徹夜明けの朦朧としていた状態で認識していた、自分の脳内の完成絵とは、全く似ても似つかない別物なのです。

塗りむらある、色の深みが全然ない、絵のつじつまが合ってない。。
歪んでる。。

 

でもって、その絵(原画)、前回のようにあまり人の目につかないような上段に展示されているのならともかく、「新鋭室」とかいう立派なところに展示されたのであります。

            ↓
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ものすごくものすごくショックを受けて、心底、破り捨てるか描き直すかしたいと思ったのですが、べらぼうに大きな絵であるゆえに、それもかなわず、時間のない人間が、自分の容量を超えたサイズに挑戦するものではないと、身に染みたものになりました。

きっと賞は自分の何がしらのものに期待された審査員の方々が、「次回はもっと良いの頼むな」という意味でもらったのだと、そう理解することにいたしました。

次回、2015年10月29日〜 の受賞者展は、もうちょっとましな新作を展示できますよう。

posted by AnneSANJAGANA at 12:34| 2015年のお知らせ